十数年前の20代後半。せどりを辞めた私は、「次なる副業」を探すようになりました。
この副業は――当時はAmazonの規約上グレーな扱いでした。今は明確に禁止されている世界です。今回は、その失敗談です。
なぜ商品レビューを始めたのか
せどりを辞めた後、「次の副業はないか」とネットサーフィンをしていた私は、FacebookなどのSNSで商品レビューの募集を見つけました。
報酬と引き換えに商品レビューを書く――そういう仕事です。当時の私は「ちょっとグレーな副業かな」とは思いつつも、とりあえずやってみることにしました。
仕事の流れはこうだった
- クライアント(レビュアー募集をしている依頼主)に連絡を取る
- Amazonで商品を購入する
- 実際にレビューを書く
- クライアントから商品代が振り込まれる
- 商品はヤフオク、メルカリなどで売る
せどりにはない、「買うだけでお金が戻ってくる」という逆転の発想。私はこれで、副業の地味さを一気に解消できると感じました。
信用を積むまで:最初は数百円のレビューばかり
最初のうちは、信用がないので数百円のレビュー案件しか受けられませんでした。1件あたりの報酬は1,000円にも満たず、利益率は薄いです。
それでも、地道に実績を積んでいきました。
横の繋がりで高額案件が来るようになる
ある程度の実績を積むと、クライアントの横の繋がりで仕事が来るようになります。
最初の数百円レビューから、5,000円以上の高額商品のレビュー依頼が来るようになった瞬間は、副業として大きく化けた感じがしました。
月1万円→月5万円へ
最初は月1万円程度だった利益が、高額案件が増えてからは月10件ほどのレビューで月5万円前後の利益が出るようになりました。
時給換算で言えば、1時間あたり数千円。普通のアルバイトより明らかに効率がいい。「これなら副業として成り立つ」と本気で思いました。
グレーとの付き合い
私はなるべく、本当に良さそうな商品だけをレビューするように気を付けていました。自分が手に取って「これは良い」と思ったものだけを書き、まったくの嘘はつけないようにしていました。
ただ、結局この仕組み自体がAmazonの規約とは相性が悪い。当時すでに、Amazonは「報酬と引き換えにレビューを書くこと」を問題視していたと記憶しています。
AmazonレビューBANで全てが終了
レビューを書き続けていたある日、私のレビュー数がランキング500位前後になった頃――過去のレビューが全削除され、これ以上レビューを投稿できない状態にされました。
いわゆるAmazonレビューBANです。アカウントとしての信頼を、完全に失いました。
グレーな仕事だと分かっていて始めた以上、**「しかたないな」**と諦めるしかありませんでした。
BANから約1年後の2016年ごろ、Amazonは報酬や無料の商品と引き換えに書くレビューを明確に禁止しました。あの頃にはもう、はっきり「やってはいけないこと」になっていました。
さらに2023年10月からは、事業者が依頼したことを隠したレビューは、景品表示法のステルスマーケティング規制の対象にもなっています。
怪しいレビュー募集の見分け方
今でもSNSでは、似たような募集を見かけることがあります。次のような条件がそろっていたら、手を出さないでください。
- 商品代を後から全額振り込むと約束している
- 「★5をつける」などレビュー内容に条件がある
- SNSのDMやグループで個別に募集している
- Amazonの規約についての説明がない
今の私なら、判断に迷う募集を見つけたら、募集文をAIに貼り付けて「規約違反にならないか」を質問します。そのうえで、最終的にはAmazonの公式ガイドラインを自分で確認してから判断します。
商品レビューから学んだこと
- グレーな副業は、いつか確実に終わる
- 時給換算が良くても、ルール違反の仕事に長くは関われない
- 今ある「普通の仕事」は、退屈でもルールに守られている
グレーな仕事は、短期的には楽で稼ぎやすく見えます。しかし、その代わり**「明日はどうなるか分からない」というリスク**が常にあります。
せどりで挫折した私を救ってくれた商品レビュー副業でしたが、その商品レビュー副業自体が、今はもう明確に禁止された方法でしか稼ぐことができません。
もし今、同様の誘いを受けたとしても、やらない方がいい。これが10年以上前の私が学んだ結論です。
次の副業へ
せどりも商品レビューもやめた私が、次に手を出したのがFXでした。ここで、人生で一番大きな失敗をすることになります。
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このブログを始めた理由や、これまでの失敗の全体像は、こちらにまとめています。


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